翻訳と辞書 |
吉林省 (中華民国)[きつりんしょう]
吉林省(きつりんしょう)は、かつての中華民国の省。現在の吉林省とほぼ同一地域に相当する。 ==行政府沿革== 1912年(民国元年)、辛亥革命により南京臨時政府が成立したが、吉林地区はなおも清朝の支配地域であり、東三省総督の下の吉林巡撫により統治されていた。同年3月、東三省総督が廃止、吉林巡撫は吉林都督と改称され軍政長官となり、民政長官としてはかつて吉林巡撫の下の民政使(1913年に民政長、1914年に巡按使、1916年に省長と改称)が当てられた。1918年12月31日、張学良が易幟を実行したことで、南京国民政府は吉林省政府の設置を実施、ここに吉林省が正式に誕生した。 1931年(民国20年)の満州事変以降は関東軍の影響下に入り、1932年(大同元年)以降は満州国の領土に編入され、中華民国による支配は一旦中断したが、1945年(民国34年)8月15日の日本の敗戦により満州国は自然消滅、国民政府は旧吉林省地区に吉林省、松江省、合江省の3省を設置、9月には吉林省政府が再興された。 1947年(民国36年)に行政院は東北9省の行政区画を発表、吉林省は18県2市、1旗を管轄するとされたが、翌1948年に中国共産党の支配下に入り中華民国の行政権は消滅した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉林省 (中華民国)」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|